DIYレポート第3弾!!
MテククラスUリアウイング装着
今回はリアウイングの再塗装、装着です。ご存知たぁさんのM3に着いていたもので、形見として私の車で生き続けさせることとなりました。最初は塗装、取り付け共にショップに依頼するつもりでしたが、なんせ高い!!新車ならまだしも既に7年近く経過している車にそこまではと思い、DIYでやることに決めました。まずはオリジナル状態です。(写真1)
写真1
よく見ると下羽端の角部分が欠けているというか削れてました。恐らく外す際に両面テープの密着性が高く、ボルトだけでは外れなかったためドライバーか何かを横から突っ込んでこじ開けたのではないかと思われます。そこはパテ埋めで直します。再塗装のための下準備です。クラスUウイングは2枚羽なんで、分解しました。(写真2)
写真2
手順として、塗装剥がし→パテ補修→バンプラ→サフェーサー→再塗装→クリア塗装→装着ですが、最初の塗装は完全には剥がさず、クリア塗装及び表面の傷のならし程度まで耐水サンドペーパー(800番)でこすりました。パテ補修も含めて3日かかりました。水洗いした後、シリコンオフで脱脂、その後バンパープライマーを吹き付けてからプラサフの塗装です。他の方のHP情報、また雑誌やペイントメーカーの塗装方法などを読んでると、このプラサフの下時処理が一番大事とのこと。最初普通のグレーのプラサフを購入しましたが、ホワイトのプラサフを発見!。エストリルブルーは少し明るい色のため下地は白いほうがいいのではと思い、どちらも併用することにしました。まずはグレーを下塗りし、次に外側の塗装が見える部分をホワイトで塗るつもりでしたが、作業中妙なことに・・・。最初に上羽をグレーで塗り、これは成功しましたので次に下羽を始めました。裏面を塗装中にスプレーが空になったため、次にホワイトで始めましたが、なんと、塗装するやいなや、上下の羽で隠れる部分がまるで塗装剥がしでも塗ったかのようにみるみる下地が浮き上がってきました!!。乾いたら削ろうと思い、残りを吹きかけていくと今度は最初に塗ったグレー部分までがまんだら模様になり、しかも乾かずにモコモコに・・・。結局ホワイト部分は耐水サンドペーパーで再度削り、あらためてグレーのプラサフをかけ直しました。失敗してもペイントとは違い、後で削ってしまう部分ですし・・・。自宅1階の空き部屋に新聞紙を敷き詰めて行いましたが、皆さん、くれぐれも家中ではやらないように!!。微粒子が空中に漂うため、床面その他の荷物が見事に白くなりました。それと、シンナー中毒になります。2時間ほど閉じこもりましたが、結構きましたよ。プラサフ塗装後です。(写真3)
写真3
ざっと見た感じ均一に塗布されているようです。しばらく乾燥させた後、今度は表面のならしのため、今度は1000番の耐水サンドペーパーがけを行いました。(写真4)
写真4
写真3とあまり変わりませんが、手で触ってみるとツルツルになってます。このとき、表面が所々へこんだ部分があったので、ついでにパテ補修もしていきました。この時点で下羽のみ仮装着してみましたが、削れた部分のパテ補修個所がまだ凸面になっていたようで、両端部分とボディとの隙間がしっくりいきません。再度そこのみ削っていきました。隠れてしまう部分の何箇所かはプラサフもついておらず、下地の黒、または地肌剥き出し状態になってます。そこはペイント塗装でカバーします。次にいよいよカラー塗装ですが、カー用品店でエストリルブルーをとりあえず2本調合してもらいました。1本2480円(320ml)です。プラサフでは3本使いましたが、うち1本はミスだったし、プラサフは厚塗りしたことを考えるとまあ2本あれば大丈夫かなと。実際に調合見ていると結構単純ですね。機械で全てするのかと思いきや、調合する原色の番号と重さを測るだけで、店員がそれぞれの原色を指示通りに計り、それを紙コップに入れて手でグルグルかき混ぜるだけ。その後、空のスプレー缶に上から注入ですが、これも専用の機械にセットしてから噴出し口の上にペイントを流しこみ、鉄棒みたいなもので数回上から圧送するだけでした。その場で色を見ると非常に濃い色で、ボディと同じかどうか判断できませんでした。が、若干違いがあってもこの際細かいことは抜きにします。ボディ塗装ではなくウイング単体ですから。
いよいよ塗装ですが、プラサフで部屋での作業は懲りたものの、屋外だと天候や風に左右されるため、やっぱり室内で行うこととしました。プラサフの経験から、今回は天井すぐ下から新聞紙で部屋全体を覆いました。また、塗装も床には置かず、物干し竿に吊るして行うようにしました。床に置くと液ダレは防げますが、スプレー缶を横または斜めにするので、ガスしか出ないことが時々あったためです。準備も出来、いよいよです。始めにざっと吹きかけ、しばらく乾燥させた後再度塗装、これを数回繰り返しました。上羽で1本使い切りました。1箇所気泡が入ったようになりましたが、すぐにチリ紙で吸い取り、再度スプレーし直したらきれいに仕上がりました。15分ほど休憩した後続けてクリア塗装もしました。これも1本使い切りました。気はつけていたのですが、ここでも先程の失敗を犯してしまい3個所ほど気泡が発生。ペイントでは修復上手く出来たので今度もと思い、同じようにしたところ失敗!!これは後で修復することにしました。この作業は絶対に部屋でやらないように。換気もせず一気にしたので非常に体に悪いし、目も痛く、プラサフ以上に大変でした。作業写真も撮ろうと思いましたが、そんな気力も出ませんでした。翌日下羽の塗装を行い何とか完成ですが、どうもクリアを吹きすぎたのか、ところどころ白くなってます。他のHP等を見てもそんな状態にはならないみたいですので、ひょっとしたら一からやり直しの可能性もあります。数日放置して表面が硬化してから研磨して直るかどうかのお楽しみです。
3日後、最終仕上げに入いりました。コンパウンドの極細と耐水サンドペーパー(2000番)を併用して磨きました。最初コンパウンドで磨きましたが、細かすぎて殆ど表面は変化無し。次に2000番を使いましたがこれもダメ。結局800番で磨きましたが一向にクリアになりません。やはり失敗です。後でわかりましたが、恐らく湿度と早く重ね塗りした結果空気の混入が原因です。結局クリア塗装を剥がし再塗装です。
晴れの日に庭に一式を準備し、スプレー開始。上羽を先に行いましたがペイントはこれで無くなりました。作業を途中で中断し、もう1本買いに走りました。ついでにクリアも買い足しました。再度シリコンオフで表面を拭いたあと重ね塗りです。次にクリアですが、前回失敗もあり非常に不安です。まず20センチぐらい離して拭きましたが、表面は全然クリアになりません。思い切って10センチぐらいまで近づけてみると表面がテカり始めました。続けて拭きかけていくと、気温も高く湿度も低いせいかしっかりと透明になっていきます。でもこの距離で行うと買い足したクリア1本では足らない気がしてきましたが、とりあえず上羽を塗り終わりました。どこまで拭けばいいのか分からず3分の2ぐらい使いました。次に下羽です。結局途中で足らなくなりそうでしたので、クリアもう1本買い足して、ようやく作業終了です。表面はざらついているものの、前回と違いしっかりと光ってます。終了後の写真です。(写真5)
写真5
これで塗装が乾くまで数日間放置しました。
3日後、表面を撫でてみると完全に乾いている部分とまだしっとりとしている部分があります。1週間以上放置とありますが、そこまで待てず作業開始しました。最初上羽から恐る恐るコンパウンド(細目)で磨き次に極細で磨くとその部分はピカピカになるものの、表面が波打っているため点々としか光りません。表面を平らにする必要があり、結局1000番で削っていきました。ただし、あくまでもクリアのみ削るように少し磨いては拭き、特に角の部分は磨きすぎないよう丁寧に行いましたが、3箇所ほどクリアを削ってしまいました。そこはあまり目立つ場所でもないのでタッチアップペンで補修です。ペーパーがけの後、細目のコンパウンドで磨きです。そっと磨いたのでは効果がなく、結構力入れないと透明になりません。次に下羽です。よく見ると下側に塗装ムラ(濃い部分と薄い部分)が発生していますが、装着すると多分目立ちませんのでそのままで磨くことにしました。実は下羽の角部分ですが、庭から部屋に運ぶ際、一部体が当たったような気がしてたんですが、やはり当たってました。ペイントとクリアがぐちゃっと混じってます。タッチアップペンで直すことを前提にとりあえず磨いていきました。このタッチアップペンは純正で、今回調合したペイントと色が違います。色が薄くて合わないため、後でスプレーで部分補修することにしました。本来タッチアップペンがボディ同色で、調合したほうが色が濃いです。全て終了した後、再度部分補修のため、ペーパーで削り、厚紙を切って周りを隠して再塗装しました。続いて最終の鏡面仕上げの前に極細で磨きました。細目で磨いたときにライトを当てると擦り傷が結構あったため、表面の慣らし目的です。極細で磨いただけでも表面はピカピカになってますが、最後の詰めを液体コンパウンドで行いました。輝き具合はそんなに変わりませんが、極細でも残っていた表面の磨き傷は殆ど無くなりました。両羽ともに仕上がりましたので、いよいよ取り付けに向けた準備です。トランクに穴を開けるための位置決めを先に行いました。ここで初めてボディと色を合わせましたが、やはりウイングのほうが色が濃いです。特に下羽は明らかに濃い色となってます。とりあえず位置決めだけを終えて次に羽をくっつけました。オリジナルと同様に上下の接触部分には透明のカッティングシートを貼りました。上下の羽は1箇所ボルト止めするのですが、最初譲っていただいた状態で片方が締めすぎにより少し割れてました。塗装時にパテ埋めで表面はなだらかにしていたのですが、今回締め込んでいくときにピキピキッと割れが発生しました。後で補修します。次に下羽裏側のトランクと接する部分に両面テープを貼ります。これも耐水性の強力なテープを買ってきました。ウイング完成後です。(写真6・7)
写真6
写真7
いよいよ穴あけ作業です。少しためらいましたが、最初にポンチで中心部分にマークをつけ、2mm、5mm、8mmのドリルを使用しました。次に裏側です。ボルト等の付属部品を見てみると今ひとつ取り付け方法が不明です。ここでシルバーさんにヘルプし、M3ブルーさんの車の取り付け個所の写真を送っていただきました。思っていたとおりでしたが、純正部品の取り付けにしては少し雑いような・・・。トランク前側は8mmを使いましたが、後ろ側はグロメット及びワッシャー直径2cmまで開ける必要があります。ドリルではなく、三角錐の金属用ヤスリで穴を広げていきました。合計4箇所何とか作業終了です。(写真8・9・10)
写真8
写真9
写真10
で、ここからが完成したウイングの登場です。まず仮装着です。あれれっ!。ボルト位置が合わない!!。数ミリズレていることが判明したので、再度ヤスリで穴を広げました。何とかOKとなり、やっと本番装着です。両面テープがついているため一発でつける予定でしたが、1人でやるとそんなに上手くはいきません。3回目にようやく満足できる状態になりました。取り付けの際、防水処理のためオリジナルとは少しやり方を変えました。ウイング前側のボルト穴は両面テープで周りを覆い、後ろ側はワッシャー着ける部分にグリスを塗りました。次に裏側からのボルト止めですが、実は当初より後ろ側のボルトとナットがきっちり回りませんでした。最初の装着時に斜めにねじ込んだようで、どうしても途中で止まってしまいます。実際自分で穴を開けた時点でその原因が納得できました。実はトランクの表側の穴と裏側の穴が斜めにしか開けられないのです。そのまま締めこむと途中で止まり、しっかりと固定できないために間にナットをかますことで対応させましたが、ここで大失敗2回!!。裏側から締めこむ際にトランクの隙間にボルトを落としてしまったのです。穴が小さいためどこに落ちたのかわかりません。とりあえず回収は後回しにして作業を進めるため、同タイプのねじを買いに行きました。再度トライですが、片方はナットを2つかまして締め込み上手くいきました。次にもう片方ですが、仮止めしていたボルトを外そうとしましたが、なんと、外れなくなったのです。途中でねじの溝をナメてしまったのか、空回りして全く外れません。仕方が無いので今度は締め付けにかかりましたが、これも途中で止まってしまいました。あまりやると余計につぶしてしまう恐れも出てきたので、不本意ですがこのまま放っておくことにしました。少し浮いてますが、前がボルトで止まっているし、両面テープでも止めてますので外れることは無いはずです。終了後対策を考えるとこにしました。前側のボルトについては、元々裏側に取り付け金具がついてます。M3ブルーさんの写真でもそうでしたが、金具の3箇所のポッチでボディに食い込ませてます。あまりへこましたくなかったため、別方法での取り付けを前提にとりあえずは仮止めしました。が、やっぱり上手くいかず、グイグイ締めこまないと金具がズレて、トランク閉めたときに溝に接触して傷つけそうになるのです。そのため、金具はつけずにワッシャーをかまして直接締め付けました。これでいいのかどうか分かりませんが、見た目もこの方がすっきりしてます。しばらくこのままにして、具合が悪ければまたやり直します。
ようやくこれで完了しました。カタログ値ではウイング単体で5.6キロだそうで、さすがに重くトランク開けるときロック外れてないと思うぐらいです。いずれ強化ダンパーに換えます。少し休憩した後、写真撮影のため、拭き直してあらためて装着状況を確認しました。全体的に両面テープがまだ完全に着いていないのか少し浮いてます。なじませるために手で押し付けました。あと、ボルト止め失敗した部分が少し浮いて、左右と若干ずれてます。まあ、他人が見れば殆ど気にならないと思われるレベルですが、装着した僕からすれば気になります。また、微妙に隙間があるので、今後雨天時や洗車時にどうなることか。よく見れば細かい部分で少し補修が必要なため、後日やり直します。落としたボルトも取らなあかんし。ということで完成後です。(写真11・12・13・14)
写真11
写真12
写真13
写真14
やっぱりウイングがあるとサイドビューが映えますよね。あとは前後のバランス(高速時のフロントリフトの抑制??)のため、GTコーナーリップの取り付けぐらいでしょうか。ここまでくるのに2週間、結構長かったです。塗装については我ながら上手くいったと思っておりますが、失敗も含めてDIY作業の満足度は今までよりは少し低いです。後日やり直しも含めて最後には満足度100%にしたい!!。
<補修作業>
結局2日後から落としたボルト回収と再度ボルトの増し締め作業、前側の金具対策、防錆、防水水対策、及び一部分作業中に傷つけたボディ塗装の補修を行いました。まずはボルト探しです。針金の先に磁石を取り付け、おおよその目安で探ったところ、悲しいことに磁石までどこかにくっついてしまいました。磁石なんで中で転がることはないから仕方が無いにしても、ボルトをどうするかです。今度はトランク先端の一番小さいグロメットを外して見ますと、なんと目の前にありました!!。磁石の前に先にやっておけばよかったです。ボルトを取り出した後再度磁石を探しましたが、叩いても音もしないし、どこにくっついているのか検討もつきません。あきらめました。次に塗装補修です。実は穴の位置が合わずヤスリで削ったときに、手が滑って10円パンチのような小傷を作ってました。タッチアップペンで補修しましたが、スプレー塗装と違いなかなかきれいにはいかないものです。へたにいじるとやばいため防水対策ということでこれで終了。次にボルトの増し締めです。この部分はどうしようか迷いました。方法は2つです。@力づくで締めこむ、Aこのままで防水シールだけ塗布する、です。まずは@です。形状からして手締めではもう限界のため、
ドリルで締めこむことにしました。が、6角レンチのビットが市販品では短くて使えないため、通常のへの字型のレンチをカットしました。これが硬くてなかなか切れず苦労しました。金鋸が途中で折れ、職場の設備の方に切ってもらいました。いよいよ作業ですが、ウイング側からも押し付ける必要があるため、重みをそのまま利用して斜め下からドリルを押し上げるようにしながら行いました。これまでの無理な作業のため、大分ボルトのねじ山もナメてきているので、一発で成功させるつもりで気合をいれてやりました。が、残念、失敗です。空回りするだけでこれ以上締め込めず、ねじ山も完全にいかれてしまいました。ということで次にAですが、シール剤を流し込み筆で塗りこみました。念のため穴あけ部分もタッチアップペンで再塗装及びシールしました。次に前側の取り付けですが、純正の金具は使用せず、結局ワッシャーの端をトランク形状に沿うようにペンチで折り曲げ、周りもシールした後このまま締め込みました。(写真15・16)
写真15
写真16
この方がすっきりと仕上がっていると思います。これでトランク裏側への防水対策は済みましたが、問題はボディ表面です。よく見ると数箇所浮いているので、隙間をシールしました。(写真17)
写真17
ウイング側とボディ側ギリギリ部分をマスキングし、シール剤を流し込みヘラで練りこんでいきました。これで多い日も安心!!でなくて洗車時、雨の日も安心です。以上で何とか終了です。ただし下羽で割れた個所が気になるところです。タッチアップペンで補修はしてますが、振動でひびが入りそうなため、再度この部分をリューターで削り取り、パテ埋めしたあと再塗装しました。部分補修は自信がなかったのですが、上手くマスキングすることで完成後はそれほど目立たなくなりました。こうなればついでにと思い、残り2箇所タッチアップペンでの補修個所も合わせて再塗装しました。
以上です。気になっていた個所も全て修復したため、DIYでの満足度も最高です。たあさん、ウイングどうもありがとうございました。シルバーさん、M3ブルーさんもご協力ありがとうございました。